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休みのあとに起きていること
一週間、スタジオをお休みさせていただいていました。 その間、 私は自分の身体のことをあまりしていなくて、 少し、自分の身体じゃないような感覚がありました。 休みのあとも、 早く元に戻したい気持ちはあったけれど、 身体が遠い感じがして、動く気になれない状態でした。 焦って無理に動くよりも、 あえて戻そうとせず、 呼吸をしたり、 静かに身体を感じることを 大切にしてみました。 そうしているうちに、 少しずつ、少しずつ、 身体の感覚が戻ってきたように思います。 一週間でこんなにも変わるものなんだと感じながら、 身体の声を聞く時間の大切さを あれためて思いました。 きっと、 こういう時間も含めて、 自分の身体と向き合っているのだと思います。 ━ Sachiko Shimura Ballet Studio ━
11月26日
季節の移ろいとともにー秋から冬へ、からだが感じること
秋が深まってくると、空気の変化とともに、からだの感覚にも、静かな違いを感じるようになります。 朝晩の冷え込みや乾燥は、呼吸や動きの質にもそっと影響してきます。 私自身も、季節の変わり目は、からだがむくみやすくなることがあります。 だからこそ、動いて、流れをつくっていく時間を大切にしています。 クラスの中でも、気温や湿度の変化が、背骨ののびやかさや筋肉のやわらぎ方に、そっとあらわれることがあります。 その日、その時のコンディションに合わせて動いていくことは、 季節とからだの対話のように感じます。 冬に向かう時期は、どうしてもからだが固くなりやすい。 だからこそ、あたためること、呼吸を深くすることを意識しながら、ゆっくり動いていく時間を大切にしたいと思っています。 スタジオで過ごすひとときが、日常の中で少しでもからだをゆるめ、心が静まる時間になりますように。 ー Sachiko Shimura Ballet Studio ー
11月1日
ジャイロトニック®︎を通してー軸と呼吸が、からだを支える
最近あらためて、背骨の動きに助けられている気がします。 ジャイロトニック®︎をしていると、呼吸とともに、内側のスペースが広がっていくような感覚があります。 どこかで止まっていた流れが、すこしずつほどけていくような。 そういうとき、動くことは「整えること」にもつながっているのだと実感します。 身体がすっきりすると、気持ちにも余白が生まれます。 それはほんの少しの変化かもしれませんが、毎日の中で、そうした小さな「変化に気づける感覚」はとても大切だと思っています。 最近は、「軸って、通り道のようなものなんだな」と思うようになりました。 力で立つのではなく、空間が通っていくことで支えられるような感覚。 そういう動きが生まれるとき、身体も気持ちも、ふっと軽くなっていくのを感じます。 ジャイロトニック®︎は、背骨の動きや呼吸、身体のつながりを大切にするエクササイズです。 からだの内側から動きが広がっていくような、流れのある動きを続けていきます。 私はもともとバレエのなかで「軸」や「重心」を探していました。 けれど、ジャイロトニック®︎に出会ってからは、それが
10月1日
バレエムーブメント—踊る楽しさに出会う時間
クラスでのさまざまな様子をふり返る中で、あらためて感じたことがあります。 バレエムーブメントクラスでは、参加される方がそれぞれのペースで、丁寧に身体と向き合いながらバレエをたのしんでいらっしゃいます。 バーでは静かに集中されていて、 センターでは表情がやわらぎ、のびのびとした動きへと変わっていく。 その様子に、このクラスならではのやさしさを感じることがあります。 そしてクラスの中で流れる空気と動きから、 それぞれの方がバレエをたのしんでいることが伝わってきます。 この時間が、ほんの少しでも、 ”やさしいバレエとの出会い”になっていけたら— そう願っています。 ー Sachiko Shimura Ballet Studio ー
9月1日
バレエベーシック・コンディショニングー動くことの心地よさを感じながら
このクラスに通われている方の動きが、少しずつ変わってきました。 身体の内側から動けるようになり、動きに柔らかさが生まれてきたのです。 そして何より嬉しいのは、そうした変化の中で、 身体の中を使って動くことの気持ちよさを、まっすぐに受け止めてくださっていること。 このクラスでは、ストレッチやシンプルな動きを丁寧に重ねながら、 少しずつ、自分の身体とのつながりを深めていきます。 急がず、自分の感覚に寄り添いながら動いていくことで、 動きに流れや美しさが生まれてくるのを感じます。 バーレッスンでも、”感じながら動く”ことを大切にしています。 日々の小さな気づきの積み重ねが、やがてその人なりの動きを育てていく。 その過程に向き合いながら、丁寧に続けていけたらと思っています。 ー Sachiko Shimura Ballet Studio ー
8月8日
ジャイロキネシス®︎とともにー今のからだに、耳をすます
ジャイロキネシス®︎は、私にとってすっかり日常の一部になっています。 いつの間にか、日常のなかに自然に溶け込んでいましたが、 それでも、やっぱり特別だと感じる瞬間があります。 呼吸と動きがぴたりと重なったとき、 からだの奥に、風が通ったような感覚が生まれる。 そのたびに、ああ、これが必要なんだと静かに思います。 それでも、ときどき 感覚より先に動きを追いかけてしまったり、 うまくやろうとする気持ちが先に立ってしまうことがあります。 そんなとき、どこか過去をなぞっているようで、 動きが流れに乗らない感覚があるのです。 だからこそクラスでは、 今のからだをそのまま受け止めながら、 呼吸と動きが少しずつ繋がっていくような、 そんな空気を、大切にしていきたいと思っています。 これまで床に座るのもつらかった方が、少しずつ背骨が整い、 ある日ふと「体育座りができるようになった」と気づく。 そんな変化が、少しずつ、でも確かに現れてくるのがジャイロキネシス®︎です。 いつもクラスに通ってくださっている方々は、 クラスの流れにそっと身をゆだねながら、...
7月1日
バレエベーシック・アドバンスクラス|丁寧に重ねる時間
このクラスが始まって、気がつけばもう2年。 毎週続けて通ってくださることで、身体が本当に少しずつ変わっていくのだと、何度も実感させられてきました。 クラスでは、ストレッチに多くの時間を使っています。 無理に伸ばしたりするのではなく、踊るための”しなやかに動ける身体の土台”を、時間をかけて整えていくことを大切にしています。 その積み重ねが、やがて踊りの中に自然とあらわれてきます。 姿勢や流れがすっと整い、力みのない、美しい動きへと変わっていくのです。 うれしいのは、そうした変化の意味を、日々の取り組みの中で、しっかりと受け取ってくださっていること。 自分の身体に向き合い、問いかけ、模索しながら進む姿に、 私自身も深く学ばせてもらっています。 このクラスでは、ポジションや形だけでなく、その奥にある”感覚”や”軸”を育てていくことを何より大切にしています。 明確な”答え”があるわけではないけれど、試行錯誤のプロセスこそが、自分の身体との深い対話につながっていく。 その歩みの中にある静かな強さを、 これからも一緒に深めていけたらと思っています。 ー Sa
6月11日
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