ジャイロキネシス®︎とともにー今のからだに、耳をすます
- Sachiko Shimura
- 7月1日
- 読了時間: 2分
更新日:10月27日

ジャイロキネシス®︎は、私にとってすっかり日常の一部になっています。
いつの間にか、日常のなかに自然に溶け込んでいましたが、
それでも、やっぱり特別だと感じる瞬間があります。
呼吸と動きがぴたりと重なったとき、
からだの奥に、風が通ったような感覚が生まれる。
そのたびに、ああ、これが必要なんだと静かに思います。
それでも、ときどき
感覚より先に動きを追いかけてしまったり、
うまくやろうとする気持ちが先に立ってしまうことがあります。
そんなとき、どこか過去をなぞっているようで、
動きが流れに乗らない感覚があるのです。
だからこそクラスでは、
今のからだをそのまま受け止めながら、
呼吸と動きが少しずつ繋がっていくような、
そんな空気を、大切にしていきたいと思っています。
これまで床に座るのもつらかった方が、少しずつ背骨が整い、
ある日ふと「体育座りができるようになった」と気づく。
そんな変化が、少しずつ、でも確かに現れてくるのがジャイロキネシス®︎です。
いつもクラスに通ってくださっている方々は、
クラスの流れにそっと身をゆだねながら、
自分自身に意識を向けて、心地よさを感じるように動いていらっしゃいます。
その姿を見ていると、動きが呼吸とつながっていて、
からだから何かがそっと伝わってくるのを感じます。
今の身体を、そのままの形で大切にすること。
そこから、ほんの少しずつ変わっていくことを、
一緒に見つけていけたらと思います。
ー Sachiko Shimura Ballet Studio ー
